「…そんなの‥如月さんだと‥思います」

「ふふっ。ちゃんと分かってるのね」

「…はぁ‥」

「私に勝つ者など存在しませんものね」


なんだか私は凄く如月さんが嫌いになった。

私が睨んでいると如月さんは笑った。


「やぁーん、磨緒こわーい」


自分の唇に軽く曲げた人差し指を当てて笑っていた。


「磨緒ねー?梓煕様の彼女になりたいの」

「え‥」

「梓煕様は私が見てきた男の中で‥一番いい男だと思うの。貴方も梓煕様いい男だと思うでしょ?」

「…」

「だからね‥梓煕様と付き合いたいの」

「‥っ」


如月さんは机の上に座り短いスカートからのびている白くて綺麗な長い足をクロスした。