私とルウ君は黒板の前に立ち、自己紹介をすることになった。

先生が軽く説明をしルウ君に自己紹介をするように言った。


「神楽 潤(ウル)です。あだ名はルウ。俺を呼ぶときはルウって言って下さい。因みに神楽先生は俺兄ちゃんです」

「‥余計なことを…」

「なんか言った?梓煕兄ちゃん」


ルウ君は黒い笑みで先生をみた。

先生はダルそうに「次、湊」と私に言う。


「えっと‥湊 姫羅です。よろしくお願いします」

「…湊、お前は短すぎだ」

「ご…ごめんなさい」


先生はいきなり「あ‥」と言って私を抱きしめた。


「湊は俺の彼女だから手だすなよ。手だしたら潰す」

「せ‥せんせっ!?」


戸惑う私に先生はフッと笑って私の唇に軽くキスをした。