「あ、大馳君これあげる」

「え?」

「誕生日おめでとう!!」


私は大馳君に綺麗に包装された箱を手渡した。

大馳君は戸惑っているのかずっと「えっ?」と言っていた。


「学校ついちゃったね」

「あ?あぁ」

「今日はお菓子部は休みなので伝達お願いします!!」

「あぁ‥」


私は大馳君に手を振り自分の教室に向かった。

大馳君は暫く私の方とプレゼントを交互に見ていた。