「今更だけど‥湊のこといっぱい傷つけたけど…」

「湊を助けようって決めたの」

「だから鈴野に協力するふりをして鈴野を潰そうとしたの」


鈴野さんは『信じられない』という顔をしていた。


「アタシね‥湊に沢山ヒドいこと言ったけど、ほんとは湊が大好きだった。毎日ちゃんと学校に来て、ヒドいことした私が困ってるときは何も言わずに助けてくれた‥」

「私も湊が大好き。ずっと湊と友達になりたかった‥すごく今更だけど」

「でもね‥鈴野のこと嫌いじゃなかったんだよ」


鈴野さんはそう言った女の子をジッとみた。

女の子は恥ずかしそうに口を開いた。