君に出会った奇跡

そんななか、俺へ贈り物が届いた。




それを開けると、ネックレスだった。




裏には



「わたしたちは歩み続ける、みんなで。」





と彫ってあった。




じゃぁ、なんで。




これをくれたのは太陽だった。彩と一緒に選んだらしい。





鼻の奥がつぅんとした。





何かが懐かしくなった。





彩、彩、と。





彩ばかりを求めている。





いつから俺は、彩へ「恋」を越えて「愛する」ようになったのだろう。