このときの時間は、 まるで長くて。 呼吸をするのさえ 忘れていたようで、 息苦しくなりはっと気づく。 「え……っと、それは」 「なんなんでしょうね」 ふふっと笑いながら、 疑問で返す君は本当に そう思って居るようで なんだか悲しくなった。 「……なんて言って欲しいの」