星の哀歌

「……僕はずるいですよ。
そんなこと言われたら、僕は君の優しさをとことん利用してしまうよ。
どこまでも貪欲に甘えきってしまって……きっと君も僕も駄目になってしまう。
僕は君なしではいられなくなって、君は僕に疲れ果てて……」

「それでいいんです。
俺はあなたにとって一番都合のよい存在になりたいから。
それに、駄目にはなりません。
あなたのためならどんなことであろうとも苦にならない。だから、俺は決してあなたのことで駄目になんかなりません」

「酷いよ……君は。そんなことを言われたら、泣いてしまうじゃないか……」

「泣かせてしまうならば、責任はとります」

「……どうやって……?」