星の哀歌

恋愛(その他)

めろんぬ☆/著
星の哀歌
作品番号
561411
最終更新
2011/03/18
総文字数
33,573
ページ数
120ページ
ステータス
完結
PV数
4,121
いいね数
0
あの日、アタシたちは暗闇のなかに立ち尽くして星が流れるのを待っていた

つないだ手のあたたかさだけが、ふたりのすべてだった

いまにも消えそうにまたたいているふたつ並んだ小さな星

そう――……あれはたしかに、アタシと光星(こうせい)だったんだ

夜はかならず明けて、星は見えなくなってしまう

はかないものほどキレイで、簡単に見失ったり壊れやすい――……

ねぇ、光星…

もしあのとき、流れ星を見つけられていたなら、アタシたちはずっと一緒にいられたのかな?

『好きなヒトとずっと一緒にいたい』

そんな当たり前の想いさえアタシたちには重すぎて、星に願わずにはいられなかった


これは、アタシと光星の星のようにはかなく切ない物語――……

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