星の哀歌

「あゆ!」

「あっ、光星! それに美紀!」

ついお兄ちゃんと山内さんに気を取られていると、光星が美紀を連れて戻ってきた

「あゆぅ……!」

美紀は泣きながらアタシに抱きついてきた

「酷いの! 山内さんってば、酷いの~!」

「なに? どうしたの? 落ち着いて話して」

「だって、だってね……キスするような雰囲気になったんだよ? それなのにいざしようとしたら、わたしのこと突き飛ばしたの!」