星の哀歌

「なんと思われても構いません。アナタが俺を無視しようとも構いません。でも俺は、アナタが心配てす。だがアナタが拒んでどうすることもできないなら、放っておけもしないので黙って側にいます」

お兄ちゃんはいつもの調子で淡々と話す

山内さんはなにか言いたそうに一度は口を開いた

でもすぐにまた黙ってうつむいちゃった

「Complainte A E……」

お兄ちゃんは山内さんのお店の名前をつぶやいた

山内さんははじかれたように顔をあげて、お兄ちゃんを見つめた