光星は走り出した さすが男の子 足が速い あの様子だと美紀に追いつけそう アタシもできるだけ早足で二人のあとを追いかけた 「あれ……?」 そばを通りかかった花壇の奥の方にあるベンチに、見慣れた人影を見た気がした