星の哀歌

体についた裕太のあとを消し去りたくて、体中を泡だらけにして肌が真っ赤になるまでこすった

必死になりすぎて泣いている暇なんかなかった

ふと、一番熱いお湯を浴びて、皮膚がめくれてすっかりはがれ落ちてしまえば、すべてなかったことにできる気がした

「こんな汚い肌……いらないよ……」

温度を上げようと手を伸ばしかけた