「な……なに?」

「やっぱり、あゆじゃねーか」

「え……? あっ、裕太!」

暗いせいだけじゃなく、顔をよく見なければ本当に誰だかわからなかった

小中一緒だった、幼なじみといってもいいやつ

高校は別だから会う機会がなくて一年半ぶりくらいだった

背が伸びていたし、髪型は色が抜けてほとんど白の金髪に染めている

パッと見別人だ

中学のときは髪を染めていなかったし、部活熱心なわりと真面目なやつだった