星の哀歌

「ねぇねぇ、歳近いですよね? 高校生ですか?」

いつもの窓際の席について、美紀が今村さんに話しかけた

アタシはもうドキドキしっぱなしで、何も言えずにいる

「はい。二年生です」

「じゃあわたしたちと同じだ! わたしは美紀。こっちはあゆ。よろしくね! 敬語なんか止めて仲良くしようよ」

「……じゃあ、えっと、この前さ、あゆ……ちゃんとぶつかったよな? あのときはごめん」

「え……? あっ、ううん! いいの! アタシがよそ見してたから、アタシが悪いんだぁ」