「...飛べないと思います!」
「言ったな!?じゃ飛べたらどうする?」
「...別に、なにも」
こんなにむきになる陸斗くんをはじめてみた。
なんで...そこまで(笑)
「...じゃ、飛べたら心奈からキスしろよ」
「は!?」
「...だって何もしてもらうことないし~」
「...絶対嫌。」
スキでもない人?猫?にキスできるわけないでしょーが!!!
なに考えてんだよ!この猫族野朗は!!
「いいだろ?飛べないって思ってんだろ?」
「思ってるけど...」
「じゃ交渉成立」
は!?
交渉でもないし!!!!
といいたかったが...そのとき。
「....~♪~♪♪~」
陸斗くんの片方の耳が
いきなり鳴り出した。


