「....心奈?」
「ん?」
「....行くぞ。」
「あーうん。」
そういうとあたしの手を優しく握った。
....猫族人間って、あったかいんだ。手(笑)
「....俺の親父みて絶対...」
「絶対何?」
「やっぱなんでもねぇ..」
少し陸斗くんが
悲しそうな顔をした気がした。
「....歩くのめんどくさいし、飛ぶか?」
「はっ!???」
「いやぁ、飛んだほうが早いだろ?」
いやいや。
猫って飛べるんですか!?
初めて知りましたよ!
陸斗さん!!!!(笑)
「...飛べる...の?」
「あたりめぇだ!俺を誰だと思ってる!」
「猫」
「猫は飛べるんだぞ!?」
いや、飛べません。
絶対飛ばないと思います。


