「うっうるさい//」
「なにが?」
くぅ~!
ムカツク!!!
「...そう怒るなって。」
「知らないもん」
「ごめんって。」
「本当に思ってる?」
「思ってる」
....
「手」
??
意味が分からない
「?」
「手つないでくれないとイケナイですけど」
「どこに」
「猫族世界だよ!なに聞いてんだよその耳」
「うるさい!」
「はい、手つないで」
なんで手をつなぐ必要がある!??
「いやだ、しかもなんでつなぐ?」
「猫族にいけねぇだろ、それよりなんでつないでくれない?」
「また嘘つくから」
「もう嘘つかねぇよ」
本当かなぁ...?
「本当?」
「本当、ほら握って」
陸斗くんは、手を差し出してきた。
その手は、ごつごつした男らしい手。
「....うん」
あたしはしぶしぶ手をにぎった


