まぁ片思いだけどなー。



桃香には、かっけぇ彼氏がいるし。


「ねー、優汰ちゃんと聞いてる!?これ、凄くない??あたしやっぱり天才かもっ」



俺にむかって、ゲーム機を突き出してきた。



興奮しているのか、むちゃくちゃ目が輝いている。


「あぁ、すげぇな。こないだまで下手だったくせに」


鼻で笑うと、桃香はプクッと顏を膨らませた。