たった一言が言えなくて。


……え?


なんだか声が震えている気がして龍を見ると、凄く、凄くつらそうな顔をしていた。



な、に???


どうして、こんなにつらそうなの…?


龍は、“家族”が出来ること、嬉しくないのかな…。



「りゅ…う?」


「…………桃香、あのさ」



突然、龍が口を開き、私の正面に立った。