「嫌なら・・・・さっさと名前呼んで貰いないさい?」




そう吐き捨てると





おおよそ10メートルは離れているであろう


廊下のゴミ箱の中に





さっきまでミルクティーが入っていたパックを投げ入れた





「みっちゃぁん・・・・」




わたしはもう半泣きだった




なんせ、そんな恐ろしい噂を流されたら・・・・・




学校どころか町も歩けなくなるかもしれない・・・






それに、ただでさえ人と喋るのが苦手なわたしに


さらに男の人に名前で呼んでもらえなんて・・・・




む・・・・無理・・・・




「仕方無いな~・・・う~んやっぱりきっかけを作るのが大切でしょ?」




とみっちゃんは助言のお言葉をくれた