「私は、クラスメイトの安藤香恋(あんどうかれん)です」 そう言った香恋さんは、お近付きの印と鞄からピンク色の包み紙につつまれたフィナンシェと言う焼き菓子を取り出した。 とても甘く上品な香りがした。 「手作りですの。お気に召しませんでしたか?」 フィナンシェをもらった瞬間、頭が真っ白になって、 とても幸せな気分がした。 今までに経験がない瞬間で、 甘くて、 一生出会えない幸せな感じで…。 「いいえ。とても幸せです」