涙色の感情


卒業式を無事に終わらせ教室で寛いでいると、花蓮が口を開いた。



桜も、これからの卒業祝いのカラオケくるでしょう?」



「うん、行くよ。でも少し遅れる…」



行く気なんてない。



私は、近くの大学に行くはずだったか、外国で静かに暮らすことにした。



親も梅も自分もそれに賛成だった。



外国で暮らせば、誰にも迷惑をかけなく悲しむこともないと思った。



「でも、絶対来てね。篠本も桜に言いたいことがあるんだって」



私に言いたいこと…。



…彼の元へ行っては駄目。戻れなくなるのだから。



「うん、わかった」



「じゃぁ、後でね」



「まって」



私は、そう言って彼女に思いっきり抱きつく。



「もう、会えないんだね。今までありがとう」



私は、彼女の耳元で静かに囁いた。



「さよなら。ばいばい」



私は、満面の笑顔でそう言った。