「もう、高校生活もあっという間だったね」



「そうですね。1年前の私はこうして花蓮と話すなんてこと想像もしてませんよ?」



「あはは、そうだね。私も」



休み時間。私と花蓮は雑談をしていた。



花蓮とこうして雑談をするのも今日が最後。



明日は、卒業式。



私と花蓮と龍輝はそれぞれ違う道を歩まなければならない。



制服を脱げば社会人のように見える大学生。



制服という学生に縛られた6年間。



でも、それがもうすぐ終わる。