彼女のように、綺麗で汚れていない人間になりたいだけなの。 それだけなのに、梅は汚れている私の方が良いって言うの? 梅は私を嫌っている。 嫌っている人に何を言われても私には得がないのだろう。 梅は何故あそこまで私を嫌うのだろうか。 あの夜のことから梅は私の顔さえも見なくなった。 食事もわざと私と時間をずらしている。 そして、梅は家で暴れるようになった。 梅は、家に帰る時間も遅くなった。