-----------「桜、まだかなー。部活早く終わったから一緒に帰ろう。桜、驚くだろうな…」



玄関先で1人桜を待つ。



「そうですね」



桜が下駄箱から出てきた。



「桜、おそっ…―――――――――――――」



私が桜に声をかけた時。



桜は誰かと下駄箱から出てきた---------篠本龍輝と一緒に。



「宮坂さん…?」



「さ、桜…?」



「宮坂、どうした?」



私達3人は真っ赤な夕日に染められながら学校の前でたたずんでいた-------。