――そこは見わたすかぎりの、にんじん畑でした。
赤く実った、にんじんが地面からニョキニョキとはえています。
「どうだ、うまそうなにんじんだろう?」
チャムが自慢気に言いました。
「赤くておいしいそう!」
「腹がへっているなら食べていいぞ」
「ホント?」
「えんりょするな」
「王様ありがとう!」
そう言われて、ロッティーは畑からにんじんを引っこ抜いて
四、五本食べたら、お腹がいっぱいになりました。
「もう食べないのか、えんりょするな!」
「もっと、もらってもいいの?」
「もっともっと欲しいだけもっていけっ!」
「わーい」
ロッティーは喜んで、ムーンライトの森で帰りを待っている
お母さんのおみやげにしようと、畑のにんじんを
どんどん引っこ抜いて、リュックいっぱい詰め込みました。
赤く実った、にんじんが地面からニョキニョキとはえています。
「どうだ、うまそうなにんじんだろう?」
チャムが自慢気に言いました。
「赤くておいしいそう!」
「腹がへっているなら食べていいぞ」
「ホント?」
「えんりょするな」
「王様ありがとう!」
そう言われて、ロッティーは畑からにんじんを引っこ抜いて
四、五本食べたら、お腹がいっぱいになりました。
「もう食べないのか、えんりょするな!」
「もっと、もらってもいいの?」
「もっともっと欲しいだけもっていけっ!」
「わーい」
ロッティーは喜んで、ムーンライトの森で帰りを待っている
お母さんのおみやげにしようと、畑のにんじんを
どんどん引っこ抜いて、リュックいっぱい詰め込みました。