足を止めた舜。 目の前には″職員室 ″と書 かれたプレートがあった。 「あ、ありがとう」 「いいえ、他に困った 事があったら言ってね 何でも力になるから。 じゃ、ばいばい」 「ばいばい」 舜は笑顔で手を振りながら、 爽やかに走り去っていった。 いい人だったな~。 うん、あれは絶対部活少年 だ。サッカー部あたりかな? そして、職員室のドアを コンコンとノックをする。