いや、大丈夫きっと女の子は 皆、教室にいるんだよ…外は 暑いから嫌なんだ…と、自分 に言い聞かせた。 「ねぇ、なんで転校生っ てわかったの?」 「あぁ、その制服に、そ の荷物。 転校生なのかな~ってね」 そう言いながら、私の 制服と荷物を指差す。 ほとんどの荷物は先に 寮に送っておいた。 でもまだ持っていかなけ ればいけないものがあり、 私の両手は大きな荷物を 持っていた。 そういえば、制服は前の 学校のままだった。