「あのさ、職員室行きたい の、連れてってくれない?」 そう言うと、アッサリ 「いいよ」 と返事をもらった。 この人、本当にいい人そう。 ふと、周りを見渡した。 見渡すと、当たり前だけど 男、男、男・・・ 男ばっかり目につく。 見たところ女子の姿はなかった。 少し心配になってきた。 そんな自分を落ち着かせる ように―――