生活が落ち着いてきたら 必ず会いに行くから。 由愛もがんばりなよ! そう思いを込めて、由愛の 手を握った。 そして門まで来た――― 「由愛、じゃあ行くね」 「うん、またね」 笑顔で手を振る由愛。 またね・・・ もうすでに着いていた タクシーに乗り込んだ。