眩しく目を閉じた瞬間体が宙に舞った。

「へ?」

驚いて目を開けると一面花の世界に立っていた。

「ここ、どこ?」

私は無事狐の世界にこれたのかしら?

不安な思いに駆られて周りを見ていると1匹の狐を見つけた。

私はその狐に近寄って見た。

「まあ、あなた怪我をしているのね。」

見ると狐の足から大量の血が流れ出ていた。

「どうしよう・・・薬もないし・・・。」

狐はじっと私の瞳を見つめていた。

「痛い?ちょっと待っててね?」

とりあえず手で狐の血をぬぐった。

その瞬間狐の怪我はなくなった。

「え?どうして?」

「ほう、癒しの力か。」