そう思いながら頭を無我夢中で振っていると 「「「「稚春は俺のもんだぁ?」」」」 とても口では説明できないほどの低音が部屋中に響いた。 わんわんと部屋に共鳴する隼人たちの声。 あぁ、綺麗だね、本当に。 疲れきった私は現実逃避に入りつつあった。 連と睨み合う隼人たちを見る。仲良くしようよ。 塚、恐い。 今にもぶちキレそうな顔をしてる隼人達を見る。 仲がいいんだね君たち。なんて温かい広い心で見守るような目で見ようと思ってたけど、私にはやっぱりできなさそう。 恐い。 早く止めさせよう。