「さ、もぅおせぇし早く解散しろよ。明日は朝早くから仕事があるんだからよ。」







…うん。





いつもの棗じゃないよね。






オーラが恐いよ。







他の皆も棗のお怒りモードを察知したのか




「んじゃ稚春ちゃん、おやすみぃ~。」



「明日な!稚春!」



「愛してるよ!稚春!」



「あ゙~、頭いてぇ。んじゃ、お願いな棗。




あ、稚春。腹出して寝んなよ?色気も何もねぇぞ?」




と言いながらそそくさとそれぞれ自分達の部屋に逃げるように入っていった。










それを確認した棗はさっきのあの恐さは何処にいったのかと疑うぐらい優しい顔をして




「さ、稚春、俺等も行こうか。」




と私に手を差しのべる。





「うん。」





差し伸べられた手を笑顔で掴む。