すると、連は




「あ。稚春、わりぃ。」




と言って私を離してくれた。






…何とか…





助かった…。




塚、いっつも棗に助けてもらってばっかりだなぁ。





…あ。



いつものお礼に銀に教えてもらったアレ、棗にやってみよっかなぁ~♪





ちょっと悪さをしたくなって棗に近寄る。






そして銀に教えてもらった通り…棗を下からウルウル目で見つめて、首を45度にコテンッと傾けて




「棗~~~。恐かったよ~。助けてくれてありがとう~。」




と言ってギュッと抱きついた。









…なんか…





棗、ぃぃ匂いするんだけど…。








柑橘系の匂いだな…。