…御愁傷様です…。 私はこの時、この人達だけは絶対に敵に回さないと誓った。 「よし、帰ろっか。」 実と香が私に手を差し出す。 「ふふっ。そうだね。」 二人に笑い掛けながら差し出された手を取る。 「ははっ。馬鹿っぽ~い。」 「本当。何してんの。うち等。」 そう言いながらも二人は繋いだ手を強く握ってくれた。 私は二人の手の温かさを感じながら …時々恐い面も見えるけど… この二人と友達やってて良かった。 そう、素直に思った。