「陸斗!  はよ。  今日も2人で登校だったな!」
この声は松井力哉。
顔もよく、いつでも明るくておもしろい奴ってことで普通にモテる。

「あ! 力哉か。 あいつとも登校も
 今日で最後だしな~」
あいつというのは…
俺の好きな人のことだったりする。
竹本亜由。本人は自覚ないと思うが
茶色い感じのロングヘアに小さい顔、大きな瞳
白い肌に綺麗な唇で
かなり可愛い。特にあの笑顔は///

「あ~  そうだな。 
 オマエ、亜由チャンのためにボタンとっとけよ?」

「言われなくても
 とっとくよ。 ってか、とっとくって
 亜由に言ったしな~」

「は? マジかよ!!
 初めてじゃね? オマエがそんなことするのは…」

「ん~ そうかもな。
 今回は本気だからな///
 でも、あいつスルーしやがった」

「笑   さすが亜由チャン。
 ま! 今日しかねぇんだからガンバレよ?
 亜由チャンモテんだぞ。
 ってオマエもか!」

「…。    わかってるよ。」