〜色物語〜世界に散らばる゙色々"な゙物語"



僕は知った



この世界は
時が廻るにあたって
生と死も廻っているのだと
朝がくれば夜もくる
太陽が起きれば月も起きる

すべては時の廻るままなのだ



そして僕は旅に出た
お母さんは泣いていた
でも応援してくれた

僕は『ありがとう』
そうずっと呟いていた




―――数年後

『〜〜〜♪』

ポロン

ギターの音と共に
美しい歌声が旋律を唄う
それに聞き入る小さな生命

曲が終わると歌っていた
青年は一礼をした

そして青年は話した
自分が廻ってきた時を……

時が廻れば
生と死も共に廻る
朝と夜が廻れば
太陽と月が起きる――と


青年の上には
美しい流れ星
青年の前には
美しい星命



★。゚~Fin~゚。★