「んっ………」 目をあけたら、桐谷くんのキレイな顔が目の前にあった。 「ご、ごめんっ!!」 私は慌てて離れた。 てか今さらだろう。 さっきまで辛いことを理由に散々甘えていたのだから。 彼氏でもない人に、こんな風に抱き締めてもらったり、ましてや自分から抱きついたりするのはナシだろう。 桐谷くんが優しいから、心地よいから、ちょっとくらいならいいかなって思ってしまう。