「なに?恥ずかしいの?」 「は、恥ずかしいよ…」 そりゃあ…… 恥ずかしいに決まってんじゃん! 「そういや、萌亜ってマーク隠さないよな」 「え!?ば、ばれないから……」 周りの友達は、 首に絆創膏とかつけてるけど余計に目立ちそうでいやだもん……。 「ふーん?まぁ、隠したら意味ねぇからいいけど」 「ん??」 海はそれからなにも言わず、 規則正しい寝息がするだけだった。 「海、おやすみ」 あたしはその体制のまま、 眠りについた。