「多分先ほどの女子の本体である鏡は壊れてしまったのではないでしょうか」



「は、はいその通りです!あれは母上から頂いたものでしたから大切にしていたのに・・」



「既に何十年と使われていたのですから、仕方の無いことだったのでしょう。その場で捨てれば山南殿の言うとおり鏡として九十九化するのですが・・。春乃様。あなたはまだ、その鏡をお持ちですよね?」


「え、何で知って・・!?」



「先ほどの九十九からは半妖の匂いがしました。ですが擬人化している。それは本体が破損している中で未だに大事にされているということです。」


「そっか・・。」


「随分と妖怪に詳しいようですね?千条君は」


「我が千条家は退治屋ですから」


「退治屋って何だ?」


首をかしげながら藤堂が聞いてくるので、素直に答えることにした。


「そのままの意で、妖怪退治を生業とする家系だ。」


「何故妖怪を退治するのですか?」


「退治しなければ主が狙われますから」


「お前、主が居るのか?」

驚愕顔で土方が聞いてきた。


「居る。」


「・・・何で山南さんと春乃にだけ敬語なんだ」


「主だから」


「・・。あ?」

「それってさぁ、春乃ちゃんが君の主君ってこと~?」


畳に寝そべりながら首だけこちらに向けて沖田が聞いた。


「そうだ」

「え・・えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇ!?!?」