「だから待てよ。お前がその千条って証は何処にある?」



「この数珠が分かるか?」


そう言いながら、首下にあった数珠を少し持ち上げて見せる。



「この数珠には榊家の家紋が入っており、千条家の者は必ず着けなければいけない慣わしなんだ」



そう、これは生まれた瞬間に身に着けなければならない・・。



「・・・。龍」


その時、端でひっそりと座っていた男が喋った。


龍・・か・・。


その一言で、再び場が緊張した。


「それも知っていたのか・・。」


そう・・榊家は代々龍族の家系。


「榊の血には龍の血が含まれている」


「・・。知っています」


だろうね。