先輩は少し驚いたように

目をパチパチさせる。


「そう思う?…そうだといいなぁ」


……あたしは肯定も否定もしなかった。

すると背後に人の気配がした。


「…ほのか。」

「っ啓ちゃん!?」


先輩はごしごしと目を擦り

笑顔をつくる。


「どーしたの?」

「…文化祭、終わるぞ」

「ご、ごめんねっ
リナちゃんたちと回ってい…」

「いや…ほのかと回る。」


先輩が喜んでいるのがわかる。

今度はあたしが泣きたくなる…

うわ、コレ辛いな…