車内☆恋愛

「彼女優先って…約束優先だろ。」


啓くんはダルそうに言った。

なんか、啓くんじゃないみたい…。


「はぁ?啓〜、そりゃねーだろ?」

「そ、そうだよ〜!2人で回りなよ」


あたしは震える声で言った。

華は心配そうにあたしをみる。


「璃南ぁ…」

「ね?華もそう思うよね?」

「う、うーん…」


曖昧な返事。

先輩は急に立ち上がる。


「あー…ごめん!トイレっ」


そういってトイレへ歩いていった。