華はコソッとあたしに耳打ちする。


「朝比奈と仲良くなるチャンスじゃん」


それに、と顔を赤らめて呟く。


「アオイかっこいい……」


ははーん…

そーゆうことですか。


「啓くんとアオイくんがいいなら…」

「俺は全然いいよ。碧(Aoi)は?」

「ん、いいよ〜」


ニカッと笑って返事をする。


「じゃ、決定…「啓ちゃん!」


……?

あたしはゆっくり入口をみる。


「あ。」