車内☆恋愛

上を見上げるとドアップの啓くん。

うわー!?

勢いで啓くんに飛び込んでしまった…


「ご…ごめんなさいっ」


あたしは急いで啓くんから離れる。


「…別にいいけど。」


視線をフイッと反らす。


「はぁ……疲れた」

「座ろう」


ちょうど2人分くらい空いているところに

あたしたちは座った。


「……」


横を見ると啓くんの喉仏が見える。

…顔、見えない。