車内☆恋愛

「りょ、両想い…なのかな?」


あたしは赤面してうつむく。


「ふーん、じゃあ付き合おッか」

「え!?」

「だってまだ両想いなんだろ?」


ち、血が沸騰しそう!!

啓くんはクスクス笑う。


「だめ?」

「え、え、え!だめってゆーか…」


あたしはあたふたと答える。

もちろん好きだけど、超恥ずかしい…


「好き。」


啓くんはぽつりつぶやく。

びっくりして啓くんの表情を伺うと、

顔を手で隠しているから見えなかった。