車内☆恋愛

「…ありがとう、先輩」

「たまたま出てきたらアホが困ってた」

「……あほってあたし?」


あたしは不満げに睨む。

先輩は口を歪めて笑う。


「他に誰かいるか?」


ヒッドー……

あたしはムスッとする。


「んな顔、可愛くねーぞ?」


そう囁いてあたしのほっぺをつつく。


「やめてくださいよ」

「ハイハイ、仕事がんばって〜。」