あの夜を思い出すと、切なくなったりする自分に矛盾を感じる。

最後にしようと言ったのは自分なのに。
 
 
そう思いながらも、俺は今日もアルバムにそっと触れる。
あの日の想いが、消えてしまわない様に、そっと。
 
 
 
 
『祐也
 
私は貴方のものになれなかったけど
 
貴方を愛していました
 
ありがとう。
 
傍には居れないけど
 
ずっと貴方は、私の大切な人です
 
いつかまた、会いましょう。
 
琉』
 
 
 
 
 
-END-