私は、自分の目を疑った。


そこには、高校の時にあげた友達と写った私の写真が、貼ってあったのだ。

そして、誕生日にあげた、チェーンに通されたリングも、挟まれていた。

笑っている、私たち。
少し幼さが残っている。
どうしてこんな写真を?
だって祐也は……。



「琉?」

後ろで呼ぶ声がして、振り返った。

「……祐也……」
「何して……!」

どうやら、私がアルバムを見たことに気がついたようだった。
目を丸くしてる。

「ねぇ……何で…この写真が…?」


こんなところにまだあるの?


私をフったのに。