「あっ…んぁっ!」

湿った啼き声が、部屋に響く。
執拗に敏感な芽を触る指に、纏わりつく蜜。
その蜜が、卑猥な水音を立てて、喘ぎ声と共に部屋を満たす。

限界が近付くと、震える内腿が、彼にそれを伝えてしまう。

「クス……イきそうなの?」
「違……んっ」
「素直になればイかせてあげるよ?」
 
彼の言葉を屈辱に感じながら、躰は素直に反応する。
その矛盾がもどかしい。
 
「ぁっん……イかせて…ッ」
耐えれなくなって、思わず言ってしまう、言葉。
恥ずかしくて仕方ない。
でも、その恥ずかしささえ、快楽に溶ける。